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小飼 これからを考える前に、現状を考えてみましょう。たった数年の間に、日本の出版物の10冊に1冊が、アマゾンで買われるようになりました。なぜかと いえば、本屋に行かずともワンクリックで購入できるのは読者にとって便利だったからです。この厳然たる事実を、日本の出版業界は考える必要があるでしょ う。確かにアマゾンやアップルには、売り上げを公表しないなど傲慢な部分があります。しかし、消費者の視点から見ればどうでもよいことで、安さや便利さに 勝るものはありません。グーグルが今一人勝ちしているのは、サービスのほとんどがタダだからです。出版業界も最後は読者の側に立った方が勝つのでは。